ダブルっち博物館

小6~高3まで両親の近距離別居型生活に巻き込まれたダブルっち君(1998年4月29日生まれ)も、晴れておかげさまで、フリーダム生活を満喫中です!f^_^;)笑

#票ハラ とは(※雑学No.360,B.D.+217)

🏃🐣🐥🐤🐔
2023/4/5(水)
🐣🐥🐤🐔🏃
朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録的なものなので、読み飛ばしを)。
昨日は夕方終わって、天下茶屋の鮨屋へ。今日は☐◇と食べに行く予定。明日は午後から☐◇と銀行手続きします。※☐◇:息子氏の名前
つづいて、菟田野のお義母さん(85)に、ラブレター書き(笑、同上で)。
おかあさん、おようございます(•ө•)♡
💛きょうは、おじいちゃんの日。そして、きょうは♪好きすき スキすき  スキッスキ あいしてる 好きすき スキすき  スキッスキ いっきゅうさん ♪ の水曜日ですねッ(「とんちんかんちん一休さん」、1975~1982)👨‍🦲🌕🎵✨ということで、よろしければ、ご一緒にお願いしますねッ👨‍🦲🌕🎵✨
♪♪すきすきすきすき  すき すき あいしてる すきすきすきすき  すき すき いっきゅうさん  オジいっきゅうさん♪♪👨‍🦲🌕🎶✨(←ちょっと替え歌バージョン❓笑)
ゼゼゼゼ…ゼゼゼゼ…ゼゼ…ゼゼ……ゼゼゼゼ…♪(←息切れ寸前❓笑)


💛それでは、今日は、いろいろカレー🍛より、お店の名前当てクイズ」をお出しします(*•ө•*)♡一応、ヒントつきですけれども、それが必要なのはひとえに私だけですねッ(`Θ´)ドヤア


💛なお、前回は、小西さんの『3月の一品料理』より、2品の料理名当てクイズをお送りしました🎍🐠


💛では、料理の名前当てクイズのヒントをお出ししますねッ(左より)
↓↓
一枚目:渡〇カ〇ー🍛
二枚目:渡〇ビ〇ヤ〇🏹

三枚目:ラ〇ィリ〇ス🐰

答えです
↓↓
↓↓

一枚目:渡邊カリーポパイキーマ)
二枚目:渡邊ビリヤニ(ビリヤニ) 
三枚目:ラヴィリンスネギまみれの肉キーマ・スペシャル・にんにくの芽入り

※変なやりとりです
↓↓
↓↓
↓↓
私「カレーにキーマった🎵( ´▽`)
  ビリ辛で ビリーGoodやにー🎵(≧∀≦)  
  しょーもない事ばっかり言うの やめとキーマす🎵(^ ^)!」


マスター「 勘弁してくださいよ🥶ガチガチ…」



💛話変わって、「カレー」と言えば、お互い、今日の晩御飯は、おつカレ・お家カレーでもしましょうかねッ🍛😉✨野菜ゴロゴロッ😋🥔🥕🍄🎵それでは、次回は明後日4/7(金)になりますけれども、続きをお楽しみに❓今日も佳き日でありますように🐸🐸🐸🐸✨」

With "RyoRyo"(ウイズリョウリョウ)

そのあとは街道ランへ行って、11,388歩(8.6㎞)走り歩きしました🏃🐱🤧

夜は『統一地方選を前に考える。女性の政界進出、何が課題となっているのか』(後編)の文字起こしをしました↓↓

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配信日:2023年3月6日(月)、発信:TBSラジオ 「荻上チキ・Session」 、テーマ:特集「統一地方選を前に考える。女性の政界進出、何が課題となっているのか」 、出演:「女性議員のハラスメント相談センター」共同代表:濵田真里、田村真菜×荻上チキ×南部広美
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※前編はこちらです:

※部分起こし
🌟  荻上チキ・評論家、ラジオパーソナリティ:https://twitter.com/torakare
統一地方選挙が もう数日後に 迫っておりますけれども これに先立って 先々月月2023年2月20日に 女性議員のハラスメント相談センター
が設置されたということです


まず 濱田さん この窓口の設置 そのきっかけというのは  どういったものだったんでしょうか?


🌛 濵田真里・「女性議員のハラスメント相談センター」共同代表、Stand by Women代表:https://twitter.com/hamamariri
もともと 私は ハラスメントに関して 女性議員の方に これまで たくさんお話を伺ってきたん ですけれども そういった中で皆さんが おっしゃるのが こういった話をできる場所がないっていうことでした


で やはり 今 日本では 議員に対する公的な 第三者機関による ハラスメント相談 窓口というのはない状況です


ハラスメントの対策を打ち出す政党 や  相談窓口を設けているところもあるんです けれども そういったものも 有権者からのものに限定していたりですとか


そもそも 今回の地方議会だと 無所属議員がやっぱり多いので 無所属の場合は  政党所属していないと 本当に 相談窓口が ないという状況の中 何かこういった状況に ちょっとでも 解決策を提示できたらなあという思いで 今回 この相談センターを 立ち上げさせていただきました


🌟 荻上
確かに  政党内に作ろうという、それはそれで 大事か もしれないが 政党内でのハラスメントについては 相談できなかったりとか  政党によって対応の差があったりすると  確かに おっしゃるように いろんな超党派あるいは  党を超えたような対策が これ 必要になるん ですね?


🌜 濱田
そうですね やはり 党内のハラスメントというのも かなり 繊細な問題なので 内部で相談をしても もう 立候補段階だと 党から公認を取り消され てしまうとか 
あるいは もらっても 冷遇されるようなケースもありますし
あと 本当に  議員としてのキャリアを 「もう 辞める」とか  「政党や 会派を 抜けました」という方なんかも いらっしゃっ たりします


🌟 荻上
この相談センター立ち上げにあたっては 田村真菜さんはどういった問題意識をお持ちだった んですか ?


🌔 田村真菜・「女性議員のハラスメント相談センター」共同代表:https://twitter.com/tamuramanahttps://twitter.com/tamuramana
私も 実際に 昨年2022年参院選に出てみる中で やっぱり いくつかの党と 面談する中でも ちょっとハラスメント的なことを 
例えば 「子どもは 今後 は 産まないよね」みたいなことを 面接で聞かれたりするんですね


まあ 妊娠して ブランクができないよう にってことを 確認したいんだと思うんです けれど そういったことを聞かれたりですとか


あとは もちろん 街頭に立ってたら「票ハラ(投票ハラスメント)https://www.sankei.com/article/20230309-TVOS7UY5ARLGFO3TROWZJJY4KA/」に会うこともあれ ば やっぱり 党内の方とかと ちょっともめたりとか 


そういうことも いろいろ 自分 自身も経験しまして やっぱり でも なかなか  本当に 人に 言いづらいんですよね


で 候補者って やっぱり 労働契約とかも し てないので いわゆる 一般的な労働ハラスメントとか窓口とかに 相談して 「いや でも ちょっと それは  うちでは対応できないですね」って 自分自身も 言われちゃったりしたこともあって


確か に 本当に「どこに 相談したらいいん だろう」っていうことを まあ自分自身も思ってたので やっぱり そういうことで 困ることが ないように ということですね


🌟 荻上
最初にあげられた例というのは もう典型的 な マタニティハラスメント(マタハラ)、要は 妊娠 出産 育児に関わるようなハラスメント、冷遇を 受けるというケースですけれども 


この間 「いろんな理解を進めよう」と言っていた政治家や政党の側が そういった 意識のレベルだということですか?


1:16:17
🌛 田村
私も 実際に 選挙に出るまでに さっき言ったような「産まないよね」みたいなことを 言われましたし そもそも 「子ども 育て終わって 成人してから 出たら?」って 議員の先輩というか 党に 言われたり するようなことも 結構ありましたね


🌟 荻上
なるほど しかし そうすると ある種 育児当事者というのは やっぱり 政治に対して 不参加が推奨されたり 育児当事者の声が届きにくかったり そして  いろんな 労働現場とか 選挙の現場とか 政治の現場とか 議会とか 変わるきっかけを 失う という ことに なりますよね


🌔 田村
だから 本当に 公職選挙法自体も なかなか 子どもがいる当事者が出ること を 前提とはしていないので 私も 当時 3歳の子どもがいたので どうしたらいいんだろうと いうので 結構 困ったりしたんですけれど  まだまだ 女性が 本当に そういうふうに 活躍していくことが 全然 前提になってい ないのかな という印象を受けます



🌟 荻上
公選法 公職選挙法の穴というか見落とし そのことも 後ほど伺っていきたいと思います
濱田さん そもそもなんですが この議員や候補者に対するハラスメント その 実態というのは どの程度 今 わかってるもの なんでしょうか?


🌜 濱田
様々な調査があるん ですけれども 内閣府が 2021年に行った調査では 地方議員が 政治活動や 選挙運動でハラスメントを受け た割合というのは 女性が57.6%で 男性が35.2%ということでした


男性も受けては いるんですが 私が やはり ヒアリングを通して 実感しているのは 男性議員の方にも お話を伺うことはあるんですけれども  男性議員が「受けました」というハラスメント のお話と 女性議員の話を比較すると やはり 質と量が全く違うなということです


男性議員の場合は 「ハラスメント被害を受けてます」っていうのでは 例えば 「SNSでの誹謗中傷」とかが  結構 アンケートの中で は「非常に多く受けている」という回答にはなるんですけれども


それは もちろん  女性議員も受けてたりはするんですけれど も もう 誹謗中傷 含めて セクハラだったり マタハラだって 変 な写真が送られるとか あと 種類が豊富っていうことと あと 量も 非常に 多かったりします 


例えば 対面でのハラスメントも 非常に多かったりするので こういった内閣府の 調査でのハラスメント被害を受けたことが あるという男性の位置と 女性の位置で言うと 背景は また結構 違うのかなというのが 現場 を見ていて思うところです


🌟 荻上
確かに  「経験しましたか? はい・いいえ」で 「はい」 だけを見るのではなくて  頻度であるとか その 種類がどうなのか そうした より踏み込んだ 調査というのも 必要になるわけですか?


🌜 濱田
やはり 実態を より知っていくために は そういったものが必要かなと思い ますし 女性の候補者や議員の方が ハラスメントを受ける場合は 非常に粘着質なものが 結構 多いんですね


ひどいもの だと 最近 聞いたものですと 1日に50件以上のショート メッセージを 携帯に対して 3ヶ月 ずーっと毎日送ってくるっていう 


毎日 50件も来るとなると やっぱり 精神的にも すごく嫌な気持ちになりますし そう いったストーカー的なものも 結構 多いかなというのは聞いていて思います


🌟 荻上
それこそ 一 時期 非常に大きな問題となった 例えば 下着などを含めて いろんな物品が 着払いで 連日 送られてくる といったような そうしたような被害を訴える方もいらっしゃいましたが


こういったいろんな種類のハラスメントには これまで 対処法というのは あまり 共有されては来なかったんですか?


🌜 濱田
おっしゃる通りです ね そもそも ハラスメントがある ということ自体も あまり これまで 取り上げられてきていませんでした


で メディアによる取り上げられ方っていうの は 2014年の 塩村文夏(あやか)さんが 都議会での 鈴木章浩・前都議による早く結婚した方がいい」などの セクハラ野次事件ですね


こちらは 結構 メディアで ハラスメントとして 取り上げられたとは思うんですけれどもこれも やはり そこまで 何が問題 かというところまでは ずっと 追求とかは されてはいなかったのかなと思います


そう いう意味では 2018年に「改正 候補者男女均等法」という法律ができて こちらの中で 「 ハラスメント」の文言が入ったことによって メディアもかなり  注目をしだしたな というところが 私の感じ ているところにはなります


🌟 荻上
そうした中で さらに 相談先が必要だということで  今回の相談センターの設置に なったということです
ちなみに これ  設置し始めてから すでに 何か連絡とか あるいは 具体的なプロジェクトとか 動き出しというのはいかがでしょうか?


🌜 濱田
現状ですと 3件ほど 今 扱っている案件というのがあります
内容と いうのは こちらで公開はできないんです けれども 
そうですね 立候補予定で 今 活動している方たち
非常に困難 な状況の方とかも いらっしゃったりはし ます


🌟 荻上
なるほど また この相談センターの活動として 当然 候補者や議員の方からの 相談を受け付けるというのはあると思うん ですが その他の 何かアクションなどで 目標として掲げているものや 計画しているもの というのは いかがでしょうか?


 🌜 濱田
それに関しては 私たちは まずは 4月の統一地方選挙に向けて 3月と4月で相談をたくさん受け付ける っていうのを メインにはしているんですけれども 


今後 このセンターを 大きくしていきたい というような 展望はなくて それよりも むしろ  私たち 全部 ボランティアで 手弁当でやってるんですけども こういった 民間でやるのではなくて やはり 政党だっ たりですとか あと 各地方議会が それぞれ まずは 相談の窓口を設ける これが  まず第一歩だと思っているので そういったところに つながるようなアクションは 今後 していきたいかなとは思っています


🌟 荻上
そうした 具体的なハラスメント それが発生する ことに対して 対処をしていく これも重要となります
一方で そもそも ハラスメントが起きる 環境や構造を改善していくことや  不可視化されている つまり 当事者がいないことにされている事情も 変えていかなくて いけない という話もありますね


田村さんが 先ほど 自分が出馬を経験した時に「公職選挙法が 自分のような 子育てをして いる女性のことを 想定していないんじゃないか」という話を 少し 触れていらっしゃいました これはどういう ことなんでしょうか?


※前編へ:https://whimeda.muragon.com/entry/879.html


🌜 濱田
やはり 公職選挙法で 今 お話しされていたような 子どもがいる方が立候補するっていうことは 想定されていなかったと思うんですね 


で 本当に 見てみると 結構 意味不明なことも あったりとかして  例えば 選挙の事務所で 出せる食べ物が ちょっと決まっていたりとか すごく 興味深かったりはするんですけれども 


やっぱり 公職選挙法っていうそのルールの部分も 今の社会に鑑みて  解釈を変えるなり 変更するなりしていかないと やはり 候補者 、政治の担い手を増やす時に ルールの部分が 足かせになってしまうっていうのは 本当に この現状を見てると 本末転倒だなというふうには感じています


🌔 田村
あとは 公選法の曖昧さというだけではなくて 女性ですと  やっぱり 「家事、育児負担とかを担わなきゃいけないので 難しい」という方が まあ多くて


あとは 例えば 実家ブロックとかもあっ て 女性の方が 苗字変えてる人が多いですけれど やっぱり ご実家の方とかに 「うちの 苗字を汚すな」って言われてしまうとか 
やっぱり 夫とかから見て 「議員になって 自分より 高収入になるのが嫌 だ」みたいな感じの対応を取られてしまうとか


そういう ご家族内の問題とかも  やっぱり あって なかなか 出るって決意できる人が まず少ないというのが現状ですね


🌟 荻上
本当に  いろんな制止や壁が存在する というご指摘がありました


さて 前半では 様々な候補者や 政治家への ハラスメントの話 そして そうした 特に 女性候補者などが  想定されないまま 法律やルールが作られて いたというお話を伺いました


で そういった想定がされてないのは これは同時に 実際の 政治家の中に 女性が少ないこともあって  見直しの動きも これまで 緩慢だった 緩かったというようなこともあったりします 


濱田さん 現状の女性議員の割合 地方議員や国政の割合というのは どう見てますか?


🌛 濱田
国政もそうですけれども 地方議会というのも 非常に現在 女性の割合少ないかなというふうに思っています
共同通信の調査では 女性がいない地方議会、「女性ゼロ議会が 2022年の去年の11月時点で257で 全体の14.3%となって います


🌟 荻上
257の議会で 女性が1人もいないと ?


🌜 濱田
その通りです  そこまでいないという状況と あとは 
女性が 一人だけいる地方議会も 437議会という ことで
全体の4割で 女性がゼロ もしくは 一人しかいない議会という状況に なっています


🌟 荻上
まさに 女性抜きの民主主義 ということが  各地方議会では 実現してしまっていると いうことですか?


🌜 濱田
そうですね 本当に 男性だけの議会って すごく違和感だと思う んですけれども でも これが普通になって しまってますよね


逆に 女性だけの議会って言うと もっと違和感感じる人がいると思う んですけれども でも やっぱり その逆が 今は リアルに 起きている 4割で っていう状況ですね


🌟 荻上
なるほど これ 各政党は その目標とし て 数字を掲げたりとか 政党によっては 候補者を対等にしようという動きありますが  これは まだまだ  緩いというか まだまだ 全体としては 対応ってのは 遅れ てる状況でしょうか?


🌜 濱田
はい 政治分野の男女共同参画推進法には 「男女の 候補者を均等にするように」という  理念として 本当に いいことが書かれているん ですけれども ただ ポイントとしては 強制力がない、努力義務だということですね 


クォーター制度っていう風に よく言われていますけれども これは 努力義務なので クォーター制度とは言えません


なので 実際に この法律が制定されてからも やはり 候補者が ものすごく高まるとか 半分になったということは なかなか まだ 与党では 起きていないことかなという ふうに思います


🌟 荻上
クォーター制度=割り当てということなので  「男性・女性 こういった比率で 割り当てなさい 」といった強制力は 日本だと 今 求められるようなルールは ない ということ です


実際  濱田さん この数字というものを 今より より良きものにしていくために 必要なものや  条件というのは どういう風に感じになり ますか?


🌛 濱田
 やはり クォーター制度は 今申し上げたように 非常に重要かなというふうに思って います
なぜ ここまで 特に与党で 女性の候補者が増えないのかというと 「基本的に現職 が優先である」というルールが 大きく 原因の一つとして挙げられるかなと思い ます


もうすでに 現職だと やはり 票も持ってますし その 候補者を わざわざ落としてまで 新しい女性の新人議員を入れるかっていう 


で そこで 落ちてしまうと 政党としては  貴重な1議席を落としてしまうので  なかなか そこで 現与党が 現職を落として 女性を 入れるというところは 本当にハードルが 高い という風に 現場を見てると思います


🌟 荻上
実際 国政 レベルですと 政権交代が起きるような そうした状況だと 新しく 女性候補が 女性議員になりやすい 


あるいは  地方議会などでも やはり その より大きな選挙制度などですと 要は 特定の候補 者に 入れやすいような選挙制度ですと  やはり 新陳代謝というか いろんな 入れ替わりが起きやすいと


これは 選挙制度 の問題でもあると同時に やはり 女性に対するいろいろな 例えば 偏見とか ステレオタイプとか いろんなものが 折り重なっていると 考えていいんでしょうか?


🌜 濱田
おっしゃる通りですね  政治学の中でも 女性議員が増えない要因に関して 様々な 研究がありますが 日本だと 内閣府が 2020年に 立候補を断念した男女 を対象にした調査 をしたんですけれども


その中で  「政治家として活動する上で 課題となるもの」 として 女性の回答割合が 男性よりも 多かったものとして 
「家庭生活との両立が 難しい」というものと 「政治は男性が行うものだという周囲の考え 」という この2つが 課題として 大きく上げられていました


これ は どちらも  固定的な性別役割分業意識っていうところが  根源的な要因かなというふうに思います 


🌟 荻上
なるほど それに対しては 法律で対処するところ あるいは 政党のサポートなどで対処する ところから メディア発信なども含めた啓発 社会審議で対処するところまで いろんな レベルがあると思いますが  濱田さんは 特にどういった点を 重視してますか?


🌜 濱田
はい 私は やはり 自分の研究テーマでも ありますので 女性議員のハラスメントの問題は やはり  労働環境の問題だと思っています


で 議員になることもそうですけれど 議員になった後 も やっぱり ハラスメントというのは 非常に横行していますので その中で やっぱり 企業と同じですよね ハラスメント に合ってしまうと やはり 辞めてしまう確率 というのも 企業では高まったりしますし で  ハラスメントがある環境に やっぱり行きたいかっていうと その成り手不足にも  やっぱりつながってると思うんですよね


な ので なり手を増やすっていうところと なった後の継続率を高めるっていう意味でも このハラスメントの問題というのは 非常に重要かなというふうに考えています 


🌟 荻上
田村さんは 候補者および政治家のジェンダーバランスの改善で どう いった点に注目されてますか?


🌔 田村
濱田さんがおっしゃったように ハラスメントなどもあり ますけど あとは(立候補のための)供託金の問題も  やっぱり あると思っていまして 日本は 供託金が高いんですけれども
で  男性の平均年収と 女性の平均年収って やっぱり違うので 
非正規の方からする と 本当に 年収1年分以上のお金を使わないと 選挙に出られないというような状況に なっているな というふうに思っています


そういうところからも やっぱり 女性が 出にくくなっている構図になっているかな という気がしますね


🌟 荻上
年収での足切り ということにも なり得るわけですね
そうすると そういうこと自体が ジェンダー不平等を強調することにもなる ということでした


 濱田さんはもともと 女性議員 の方などから ハラスメントなどについてのヒアリングを重ねてきて で 今回は その相談室を作ったということですけれども そうした 中で やはり どういったハラスメントが実際に存在していて それを改善するために どう すればいいのか ここは いかがでしょうか?


🌜 濱田
議員が受ける ものとして ハラスメントは 加害者としては 大きく 2つあるかなと思うんですけれども


一つが 同僚議員からのものですね
で もう一つ が 有権者からのもの
これは 投票ハラスメントという風に 略して 票ハラ
言われたりして 最近メディアでも よく 取り上げられているかと思います


有権者からの票ハラに関しては こちらは もう 本当に 様々なものがあります
例えば  駅前での 駅頭演説の活動をしている時に  ぶつかられたりとか
本当に そこで ずっと 手 を触られるとか


あとは 勝手に 写真を撮られて この写真を送るから LINE教え てくれっていう風に 必要に迫ってくるとか


あと 議員になった後 も 
相談をしたいっていう体で 連絡をしてきて そこから ストーカーのようになってしまう とか
同僚議員からのものも やはり 統計的には パワハラとかが 結構 多いという 風に回答はありますが 


議会内でのパワハラがあるっていう そういうデータなんかもあったりするので 本当に どちらからも 加害者は だいたい半々ですね
どちらが すごく多いっていうより も 同僚からも 有権者からも 半々ぐらいで受けているというようなデータになってい ます


🌟 荻上
ちなみに 議会内のハラスメントというのは どういったものなんですか?


🌜 濱田
これも 本当 に 様々なものがあるんですけれども 例えばセクハラで言うと  


議員になると 研修とかがあって 別の議会にちょっと視察 に行くとかで 2泊3日で行くとか そういった場面での 例えば 各自 ホテルに 泊まっている時に その「部屋に入れろ」って いう 別の政党の上から 迫られてしまうとか


やっぱり  力関係のもとに ハラスメントというのは起きるので そういった政党内での力 関係だったりですとか


あと 議会の中で言うと 何が 権力性を高めるかというと  期数だったりするんですよですね
なので 期数 2期目 3期目とか あるじゃないですか 
なので 重ねていればいるほど なんか ちょっと偉いみたいな感じになるので 


例えば ある議会内では  「期数が高い人よりも 後に 集合場所に来てはいけない」っていう 結構 体育会系なルールが あるところとかですね  
「1期生なのに 遅れてきた」みたいな 「1期生は遅れちゃいけない」とか
本当に  目に見えないインフォーマルルールと いうのが 議会内には  政党内にも もちろんありますけれども  やっぱり そこは本当に 昭和というか もう なんて言ったらいいか わかんないですね


本当に 民間企業を見てから 議会内を見ると「これは 何時代だろう」って いう風に ヒアリングなどをしてると すごく 思ってしまいますね


🌟 荻上
今の例なども含めて 田村さんいかがですか?


🌔  田村
議会内とか 同じ党内っていうのも いろいろ あるなと思うんですけれど
やっぱり 問題と しては 本当にそれは言いづらいんですよね
やっぱり そういう風に訴えてしまうと 政治家としてのキャリアが 途切れてしまうというか そういうふうに  「じゃあ 訴えるんだったら 次は 公認外すぞ 」みたいな感じで  口止めをされてるような議員が やっぱり 私の周りにも 何人かいまし て だから なかなか 外に そういう問題が出せ ないというような状況はあります


🌟 荻上
それが 出馬のタイミングでも そして 議員に なっても 残っていくということでした
 しかし 濱田さん そうした問題があるということが 例えば 分かったとして  各政党の中でも これらの対策というのは  温度差は 結構 あるんでしょうか?


🌜 濱田
温度差は かなりあるかなというふうに は思います
現時点では 国民民主党と 立憲民主党が  政党内での 相談窓口っていうのを 設けてはいますが  その他の政党では やはり 相談を まず どこにできるかっていう ここを まず 設けるのが 第一歩だと思うんです けれども 与党とかでも 今のところ 聞きませんし  内部で 体制をちゃんと整えるということが 本当に 重要かなというふうに思うので  私たちがもっと声を上げることも すごく 重要かなと思ってます


🌟 荻上
なるほど これ  そもそも  例えば 候補者 および 議員に対するハラスメント このハラスメントに関して 規制するような法律 というのは 現段階では どうなってるんでしょうか?


🌜 濱田


ハラスメントを 規制するような法律というのは 現 時点で  OECDの調査です
OECDの中で 現時点で 2022年の 世界銀行の調査ですと 
ハラスメントの定義を ちゃんとして いたりですとか 「してはいけませんよ」というふうに設けているような そういった法律は ない国は 日本とチリだけですね そういう状況です 


議会内でも 雇用主っていうのが 議会内には いないわけ ですよね 
議長って言っても 別に 議長って 雇用してるわけじゃないじゃないですか


なので 会社内 であれば 社長とかが雇用主なので  「社長とかが ちゃんとハラスメントの 禁止を講じるように」っていう そういった 法律はあると思うんですが


それを やっぱり 議会に当てはめることはできないので 公的 なそういった 基盤がないままに 今 議会内では 「ハラスメントをどうするか」とかっていう そう いった議論が行われているので 非常に 問題と言いますか 法整備も もう本当 に早く進んでほしいなっていうのが すごく思ってるところです 


🌟 荻上
リスナーの方の中には 「あれ?日本には ハラスメント防止法 あるじゃん?」と 思った方も いるかもしれませんが これ 今 ご指摘あったように 会社側が ハラスメントが起きないようにするとか  起きた時に どう相談するかっていうことを 設置する義務の話であって 個別の ハラスメントが起きること 規制するとか  禁止するというものとは 種類が違う
で なおかつ  政治家の場合  候補者の場合だと  雇用主とか そうした関係とかでもないし フリーランスと 例えば 発注主という関係で も ちょっとないので このあたりが 相当 曖昧になるということですか?


🌜 濱田
はい もう 法の その隙間に 落ちていると言いますか 候補者 または 議員になった瞬間に 法を作る側なのに 法の隙間に落とされてしまうという すごく矛盾した状況に あるかなと思います 


🌟 荻上
コメント欄でも 指摘がありますが 議長は雇用主ではないとありましたが その 議長に 今度は セクハラ疑惑も出ているよう な状況ですし そうしたものに対する追求や 説明を 設けなくて良いとするような 議会の雰囲気というのも そのまま残り続け ている ということもあるわけです


濱田さん この点 ハラスメント禁止法のよう なものは これ 候補者 議員の方も 含めた上で 全般的に作っておいた方が やはりいい というふうにお考えですか?


🌛 濱田
今 現状を見ていると やはり
候補者に対しても 含めた方がいいか なというふうには思います


で 今 ハラスメントの倫理条例ですね 防止するような 何かが 起きた時のそのルール作りっていう 議会内でのルール作りという意味での ハラスメント倫理条例というものが 今 2月22日に 大阪府のものが最近できまして


それを含めると 都 道府県レベルで 福岡県と大分県と大阪府の3つで この ルール作りがされてます


で 福岡県のが 一番いいかなと思っ てるんですけれども ここに 何が入っている
かというと 有権者からのハラスメント も 含めるという形で このハラスメント倫理条例の内容ができてるんですね


で 候補者で あっても そこに相談できるっていう立て付けになっているので やはり法律が できる際は そのように 同じようにした方がいいかなというふうに思っています 



🌟 荻上
そういった実態がある 当事者がいる その ことを踏まえた上で 法律などを対処することを 作っていくことが 必要だなと思い ます 
田村さん 今後 議会の動きや法律の制定など注目点はいかがですか?


🌔田村
本当にまだまだこれからというところもありますけど
でも 内閣府も ハラスメント相談窓口の調査なども進めているみたいなので 
次の次の統一地方選では そういうふうに 公的な窓口ができるかなという ところには期待しているという感じですね 


🌟 荻上
そういった課題がある統一地方選挙は もう すぐ 目の前に来ているんですけれども その時に 各 候補者の動きとか 票ハラとか ハラスメントの動きとかも もちろん 注視しながら その後 ルールにまで できるかどうか 見ていきたい そして 声を上げていきたいと 思います。 

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※今日の文字起こしのソースはこちらです:

配信日:2023年3月6日(月)
発信:TBSラジオ 「荻上チキ・Session」 
テーマ:特集「『国際女性デー』を前に考える。女性の政界進出、何が課題となっているのか」 
出演:「女性議員のハラスメント相談センター」共同代表:濵田真里、田村真菜×荻上チキ×南部広美


※趣旨:3月8日は国連が定めた「国際女性デー」です。これに先立ち、世界銀行が2日、190の国と地域の男女格差の現状を法整備の進み具合から評価した報告書を発表。日本は104位と先進国では最下位で、職場でのセクハラを罰する法律がないなど特に労働分野で後れを取っていると指摘されています。こうした中、来月2023年4月の統一地方選を前に先月2023年2月20日、研究者や弁護士の有志が「女性議員のハラスメント相談センター」を設置。内閣府の2021年調査によると、地方議員が政治活動や選挙運動でハラスメントを受けた割合は、女性が57.6%で男性の2倍近くに上っていて、女性の政界進出にとっての大きな課題となっています。きょうは国際女性デーを前に、女性の政界進出にとって何が課題となっているのか、専門家と共に考えます

※ゲスト:
濵田真里・「女性議員のハラスメント相談センター」共同代表、Stand by Women代表:https://twitter.com/hamamariri
田村真菜・「女性議員のハラスメント相談センター」共同代表:https://twitter.com/tamuramana
濵田真里さんのご専門は女性議員に対する ハラスメント。政治分野における女性比率が特に少ない ことに問題意識を持ち 研究をもとに様々な活動を行っていらっしゃいます。スタンドバイウーマン代表、ジェンダー総合研究所の共同代表でもあります 

田村真菜さんはNPOの広報PRに従事し、子どもの貧困の連鎖解消や不登校支援、若者就労支援、ひとり親支援性被害支援などに 尽力されています。主な著書に『家出ファミリ- / 田村 真菜【著】晶文社(2017/04発売)』があります 

※動画の視聴はこちらです: https://www.tbsradio.jp/articles/66926/

※関連書籍のご紹介はこちらです:

※関連動画のご紹介はこちらです:

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