#コロナとネアンデルタール人 とは(※雑学No.381,B.D.+238)
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2023/4/25(火)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録的なものなので、読み飛ばしを)。
「昨日は午後から☐◇が来ました。夜は1人鍋で禁酒でした。今日は夕方から遊びに行きます。」(※☐◇:息子氏の名前)
つづいて、菟田野のお義母さん(85)に、ラブレター書き(笑、同上で)。
「おかあさん、おようございます(•ө•)♡
💛きょうは、♪かあさんが 夜なべをして 手袋あんでくれた♪ の火曜日ですねッ🧤🧣🔥🎵✨(「かあさんの歌」、1958(昭和33)年)🧤🧣🔥🎵✨ということで、よろしければ、ご一緒にお願いしますねッ🧤🧣🔥🎵✨
♪♪かあさんが
夜なべをして
手袋あんでくれた
木枯らし吹いちゃ
冷たかろうて
せっせとあんだだよ
ふるさとの
便りはとどく
いろりのにおいがした ♪♪🧤🧣🔥🎶✨
♪ゼイゼゼゼイ…ゼゼ…ゼイゼゼゼイ…ゼゼゼイ…ゼゼゼゼ…ゼイ…♪ (←息切れ寸前の私😱)
💛それでは、きょうは越中屋 - 天下茶屋さんの『おまかせのアテ5種』より、「お料理の名前当てクイズ」をお出しします(*•ө•*)♡
一応、ヒントつきですけれども、それが必要なのは、ひとえに私だけデス(`Θ´)ドヤア
💛なお、前回は、『サロックながたさんの「アテ4種」』のクイズをお出ししました🧀🍣🐠🐚
💛では、料理の名前当てクイズのヒントをお出しします(左上より)
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一枚目:ホ〇ル〇カ🦑✨
二枚目:は〇ぐ〇と若〇煮🐚🎍
三枚目:〇たたき🐠
四枚目:煮〇こ🐙
五枚目:の〇ぐ〇焼き🐟
💛答えです
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一枚目:ホタルイカ🦑
二枚目:はまぐりと若竹煮🎍
三枚目:鰹たたき🐠
四枚目:煮だこ🐙
五枚目:のどぐろ焼き🐟
💛変なやりとりです(笑)
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私「うまさ光るホタルイカはいかが~? v(^o^)□
最近はまぐりと若竹煮にハマってる~v(^o^)/
鰹のたたきがたたき売りされていた~v(^o^)/
明日は煮だこを炊こうかな~v(^o^)/
♪のどぐろが夜なべをして、グローブ(手袋)あんでくれた~♪(TOT)□」
大将「 勘弁してくださいよ… 🥶ガチガチ」
✨
💛話変わって、「手袋」と言えば、今日もまだストーブの出番が続く気温ですね🥶手がヒャッコイ💦ヒャッコイ💦お互い、4月でも出かける際は手袋しましょうよねッ🧤😉 ✨それでは、明日の続きをお楽しみに❓今日も佳き日でありますように🐸🐸🐸🐸✨」
With "RyoRyo"(ウイズリョウリョウ)
そのあとは雨傘ランへ行って、9,655歩(7.4㎞)走り歩きしました🏃🌂🤧夜は『我々人類はどこから来て、どのように世界に広がったのか?』(後編)の文字起こしをしました↓↓
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配信日:2023年4月21日(金)、発信:TBSラジオ 「荻上チキ・Session」、テーマ:特集「我々人類はどこから来て、どのように世界に広がったのか?」、出演:篠田謙一(国立科学博物館館長)×荻上チキ(MC)×南部広美(MC)
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※部分起こし
1:10:58 荻上チキ(MC):https://twitter.com/torakare
🌛まず ネアンデルタール人とは これ 旧人類とか よく聞くわけですけれども
特徴というのは どういったものなんですか ?
1:11:11 篠田謙一・国立科学博物館館長:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%A0%E7%94%B0%E8%AC%99%E4%B8%80
🌝ネアンデルタール人とホモサピエンス とは だいたい 形から分けます
脳の容積は 同じぐらいです
身長も だいたい ネアンデルタール人も 170センチぐらいに 男だと なるんですけども
全体として 非常に がっちりとした 格好をしていまして
頭の骨の形を比べると やっぱりこれ 明らかに その2つに差がある ということは分かっています
ちょっと ラジオでは説明しにくいんですけども
ネアンデルタール人は 前後に非常に長い頭を持ってるとか
脳の容積は 私たちと同じぐらいなので 前後に長い頭を してるとか
目の上が ちょっとこう ひさしのように出てるとかですね
だからまあ全体に 非常に頑丈な 格好をしてます
そういう人類が ネアンデルタール人だということになります
1:11:57 荻上
その 頑丈な方のネアンデルタール人が なぜ ホモサピナスに吸収されるのでしょう?
1:12:02 篠田
それがですね なかなか 見てきた人がいないということもあって
今の こういうふうに ネアンデルタール人と私たちの関係っていうのが 明らかになったのは 割と最近のことですので 理由ってなかなか見つかりにくいところが あります
一般に 簡単に考えると 「私たちが 文化的に優れていて ネアンデルタール人を 滅亡に追いやったんだ」という風になるんですけども まあ それほど単純な話では どう もなさそうだということが わかってまいり まして
何と言っても 私たちに ネアンデルタール人のDNAが入っているということがあり ます
それが 一番大きな 理由なんですけども 彼らを滅ぼしたというよりは 「集団の中で吸収してしまったんだ」と いう風に考えるほうが いいことではないかと思います
文化の問題っていうのも 結局 私たちが優れているというよりは 彼らは彼らなりに ちゃんとした文化を持ってい た ということも 最近 わかってまいりました ので
吸収した時に 彼らの遺伝子が 私たちが もらって 生存に有利になる ような遺伝子は もらうし そうじゃなかったものは もらわなかったとか
もらわな いって ちょっと 難しい言い方なんですけど も
1:13:06
最近 スバンテ・ペーボ博士さんが言ってるのは
「コロナウイルスに 重症化しやすい遺伝子も しにくい遺伝子も ネアンデルタール人に由来している」ということです
つまり ネアンデルタール人の遺伝子は 歴史の中に、私たちの中に 今も残っています
それぞれの人に (ネアンデルタール人の遺伝子は)1% から3%ぐらいあるんですけども それぞれ みんながもらってる場所は 違ってますので
人類全体を合わせると おそらく ネアンデルタール人のゲノムの3割4割は 回収できるぐらいになってるんですね
そういう意味では 彼らは 滅んだんではなくて 「我々の中に残っている 隠れた先祖である」という風に考えた方がいいんじゃないかなというふうに思います
1:13:50 荻上
🌜ちなみに 先ほどから 吸収っていう話があるじゃないですか
吸収というと 魔人ブウ(※『ドラゴンボール』のキャラ)的な 何か体に吸収するイメージなんですけど
種でいう吸収とは どういうものなんですか?
1:14:02 篠田
🌝結局 私たち 今は 「私たちとネアンデルタール人は 種が違う」って 知ってますよね
ですから 全然 違うやつを 入れ込んだんだと 思うかもしれませんけども
昔の人は おそらく そんなことを 考えてなかったと 思うんですよね
「そこに ちょっと 姿形の変わったやつがいるよ」ぐらいの感じでいて
で やがて それが 集団として一緒になって その中で 子どもができていくというようなことになって 最終的に今がある
で もともと おそらく ネアンデルタール人の方は 数が少なかったと思うんですよね
で ホモサピエンスの方が たくさんで行って 彼らをその集団の中に 入れてしまったので
「一緒に暮らしてるうちに ネアンデルタール人は ネアンデルタール人としてのアイデンティティが なくなっていって 我々ホモサピエンスの一部になった」 という風に考えたらいいと思います
1:14:48 荻上
🌛なるほど 数の 違いや 文化圏など いろんなところで 混ざっていったんですね
そして 先ほど南部さんが読み上げた中にもあったんですけど デニソワ人とは?
ネアンデルタール人は 聞いたことがあるけど という人は 多いと思うんですが
1:15:01 篠田
🌝デニソワ人は 2010年に 先ほどの スバンテ・ペーボ博士さんが まさに 初めて世界に発表した人類になるんですけども
これは 西シベリアの 洞窟の中から出てきた骨のかけら なんです
大臼歯と指の骨、小指の骨の一番先端しか残ってなかったんですが
これのDNA 分析をしたところ ネアンデルタール人でも ホモサピエンスでもない 第3の人類だということになりまして それに デニソワ人と いう名前を付けたんですね
ただ 普通 生物の種の名前っていうのは「姿形が違うから 種類が違うんだ」という風に考えようとしますから デニソワ人に関しては 姿形がわからないので なかなか それが難しいです
でも ただ最近 少し 分かってきたことがあって デニソワ人は どうも チベットの山の上の方に住んでいた グループだったかもしれないとかですね
1:15:54
と いうのは 「今のチベット人は 高所に適用する ような遺伝子を デニソワ人からもらって いる」ということがわかってますので おそらく そういう所にいたん だろうと
あるいは パプアニューギニアの人 であるとか オーストラリアの先住民っていうのが 非常に たくさんのデニソワ人のDNA を持っていますので
どうも 東南アジアにも住ん でいて 東南アジアに 最初に行ったホモサピエンスが 彼らと交雑して 遺伝子を受け取ったんではないかという ことも言われています
ちょうど 6万年前から 世界に広がっていきますので その途中で 会って 交雑していくということが起こったんだ というふうに考えてますけども
一方的に どっちかが構築して 虐殺のような形で滅ぼしてしまった という ことになると 私たちの中に その遺伝子が入ってくるというのは 考えにくいですので そういう形ではなかったんだろう という ふうに予想してるわけです それで問題ないと思います
1:17:00 荻上
🌛これ 改めてですけど 例えば ホモサピエンスの方が 賢いとか優秀とか そうした語りというのは 難しいということですか?
1:17:12 篠田
🌝何を持っ て賢いというかっていう話になってしまうん ですけども
やっぱり おそらく我々とは 何か違う能力が あったんだと思います
それは 社会性の問題であるとか たくさん子どもができてるのは どうもホモサピエンスのようなので そういう「社会を大きくしていくような そういう能力は 我々 の方が長けていたんだろう」ということはまあ 考えられるわけですけども
彼らも それぞれの 例えば シベリアであるとか 東南アジアの 地域で 滅びもせずに 何万年、何十万年という間 そこに住んでいるわけですから そういう 意味では 「能力がなかったという人たちではない」ことは確かですよね
1:17:43 荻上
🌛なるほど リスナーの方から こういった質問が来ています
1:17:54 ラジオネーム 働く宿六さん
質問です 現在の人類は アフリカ大陸 を出発した人々の子孫であり 長い年月の中で 地続きだった場所や 浅瀬だった場所を渡り あるいは 船で海を渡って各地へ広がったという程度 の知識から更新できないままの者です
最新の研究で は そのあたりについて どのようなことが判明しているんでしょうか?
また 各地で 他の 祖先を持つ別種の人類と混血があった人々はいるのでしょうか?
1:18:27 荻上
🌜今 までの話と 少し重なるところもありますが
まず1つ目は 確かに アフリカから他の ところに散らばっていったというのは もう 支持されているんですね
1:18:33 篠田
🌝遺伝子からもわかってますし ホモサピエンスの化石っていうのを 地層的に探していくと アフリカだと やっぱり 20万年前ぐらい古いところ からも 出てくるんですよ
中近東でも ある程度 出るんですけども
例えば アジアであるとか ヨーロッパなんかで うんと古いところ、10万年よりも古いところから ホモ サピエンスの骨は 出てこないんですね
まあ 昔はこれ「探し方が悪いから見つからなかった」って 考えてたんですけども 「そもそも いなかっ た」って考えた方が これは合理的だということもあります
それから 古代のDNAを調べていくと だんだん それも 明らかになってくるということで アフリカ から出てきたというのは もうほぼ 揺るぎない定説になっていくと思います
1:19:25 荻上
🌛そして2つ目 いろんな首都交雑をしていたのか
これ 交配していた、文化的に吸収していたという話なんですが ということは ネアンデルタールや デニソワ以外も 今後 見つかる可能性はあるということですか?
1:19:38
🌝そうですね 一番 ありそうなのは アフリカ大陸なんですけども どうも いたのではないかということは 現代人の骨を 見ると、DNAを見ると ある程度 見当がつくんですけども
残念ながら その アフリカ大陸から うんと古い原人の骨が あまり出てないんですよね
特に あったかいところですから DNAの分析 って非常に難しくて なかなか そこが はっきりしたことが言えないというのが まあ現状なんですけども
その2種だけだったとは ちょっと思えない ですから もっといろんな集団がいて やがて
私たちと会って それが 交雑なんかをしたんだろうと思ってます
1:20:11 荻上
🌜ちなみに 暖かいところだと DNAの分析は難しいん ですか?
1:20:17 篠田
🌝一般的に 化学物質ですから 気温が高いところだと 壊れるスピードも早くなります
ですから デニソワっていうのは 洞窟の中なんですけども 平均気温が もう 0度ぐらいのところ もう 冷蔵庫なんですよ
そこから出てきてる人骨なもんですから まあ非常に DNAの残りが 良好だった ということになります
1:20:36 荻上
🌛なるほど
では 続いてのトピックスはこちらです
『我々ホモサピエンスはアフリカからどの ように世界に広がったのか』
アフリカ起源説 そして 広がったという話 までは伺いましたが どのように広がって
いったのか 順番や分布はいかがでしょうか?
1:20:59 篠田
🌝地理的な問題がありますから アフリカが出発点だとすれば 最初 はやっぱり ヨーロッパや インドだとか 南アジアの方に入ったんだろうと いうふうに考えてるんですが
ひとつだけ 問題があって
遺伝子は 6万年前に出たという数字を出し てるんですけども 骨で 古いのが5万年前ぐらいなんですね
1万年ぐらい 実は 隙間が空いてまして その時代 人が どういう 風に動いたかは まだわからないんですね
ヨーロッパでは 大体 5万年ぐらい前、4万9千年前に 人 が入ってきたというのがわかってます
それから アジアの方にも だいたいまあ 5万年ぐらい前には 来たん だろうということがわかってまして
そこ から 東南アジアから 北に上がったグループと
それから オーストラリアの方に 下がって いったグループというのがいて
概ね 2万年ぐらい前までには 両方の大陸に 人が入っていたんだろうと
で 2万年よりも新しい時代に 今度は アメリカ大陸に 人が入っていって その頃から アメリカ大陸の人骨も出てくるわけです けども 急速に広がっていったというふうに考えて います
1:22:00 荻上
🌛その広がり方は 今ね 例えば 船で どういった当時の技術で 当時の材料で できるのかっていう実証研究やら 本当に いろんな研究がされてますけれども その 移動の背景というのは どういう風に考察されてるんですか?
1:22:17 篠田
大変難しい問題で 世界地図があって 広がっていったわけではないですので それぞれの人たちが 「どっか 遠くへ行こう」と思ったか 「新しいところに 行こう」と思って 入ったわけではないだろう というふうに 私どもは考えてるんです けども
4万年ぐらい前の人類を調べると 割と親族に近いような人たちが 、遺伝的に近い人たちが あちこちに出てくるんですね
どうも だから 「広がった人も 前 にいる所の人と 一緒に 交流しながら テリトリーを広げていった」 ということ のようなんです
だから 「ごく少数の人間が 一挙に やっぱり どっか新天地に 行こうと思って ポンと出た」というよりは
「ネットワークを作りながら テリトリーが 広がっていったら 自然と広がっちゃったん だ」 というのが まあ一つの考え方で
ただ 海がありますから 海を じゃあ どう超えたの かっていうのは なかなか難しい問題で これ は 国立科学博物館でも 実証実験をやったことがあるんですが 相当大変なんですよ ね
当時の技術で ちょっとした海を渡ろうと思うと 結構 大変ですから この辺りはまだ もう少しきちっと考えないと 本当のことは見えてこないのかな というふうに思って ます
1:23:28 荻上
🌛でも 当然 ホモサピエンスは これ 脳の容量 の研究などから 本の中にも書かれてました けども やっぱり 仲間という数を 他の動物よりも 多く認識することができ そして その群れや ネットワーク 人間関係の背景など いろいろ分析する、理解する能力があったんですよね?
1:23:47
🌝そうですね おそらく「私たちが広がっていったっていうのは そういう 仲間意識であるとか 協力するであるとかっていう そういう ファンダメントのところで みんなそれを持っていたからだ」という風に考えています
そもそも アフリカで生まれて 20万年
アフリカから 出て行ってるのが 6万年前 ですから
アフリカに 非常に長い期間 住ん でるんですよね
ですから 出て行った連中ってのは もうホモサピエンスとして 完成した 連中、まあ人たちです
今の私たちと同じような能力を持った人たちが 世界に出て行っ たんだ
というふうに 考えられるわけです
今 世界中にある多様な文化というのも
実は 元としては
同じ 能力を持った人たちが それぞれの
選択の仕方であるとか 環境であるとか 歴史 であるとかといったものを反映しながら この今 の世界があるのだろうと
かなりの部分で 遺伝的にも一緒ですし
分かり合える部分も 多いのが
ホモサピエンスの特徴なんでは ないかな という風に考えてます
1:24:39 荻上
🌜なるほど
これ そのホモサピエンスが そうやって 広く 広がっていった
例えば 今だと 国とか 民族っていう考え方によって「違うものだ」っ て意識がありますけど 遺伝子や化石の研究からは そういうわけではないということですか?
1:24:58 篠田
🌝本当に それは ごく僅かな「違い」であって 「共通性」の方が 遥かに大きいというのが 私たちの考え方です
それがあるから 世界に いろんな文明であるとかっていうのを見ても それがどういう意味があるの かっていうことが 私たちは 割と直感的に 理解 できるというふうに思ってるんですけども
それはまあ バックボーンに 我々の持って いる歴史、私たちホモサピエンスが世界に 広がっていった経緯というものがね その部分に反映されているからだという ふうに考えています
1:25:25 荻上
🌜なるほど 本の中で少し エピソードとして登場してくるのが 他の 例えば 猿人類や あるいは 他のチンパンジーなどと比べて 人間は およそ150人ぐらいは 脳容量的に把握できると
ただ その人がいるというだけ じゃなくて その人がどういった人なのかと いうことも含めて 150人ぐらいのサイズまで把握できる これが結構 大きな特徴だと 書かれておりますけれども
1:25:50 篠田
🌝有名な ロビン・ダンバーというイギリスの研究者が まあ霊長類の研究者なんですけど も 彼が見つけた 理論の言い出した理論なんですけども
我々のハードウェアは まあ20万年前から だいたいあまり変わってないんですけども その脳で理解できる、つまり この人がどんな人で 何考えてるんだっていうことが 理解 できる人間の数は おおむね150人 これは変わっ てないんだと
狩猟採集民でも 私たちでも 農耕民でも みんなずっと 時代を通して 同じだったと いう風に考えています
メールとか LINEのアドレスを見ると だいたいみんな 平均150人になるって言うんですけど
1:26:21 荻上
🌛最近の文明の発達で あと国家とかになると もうそれこそ 1億とか2億に向かって「 我々は」って語るとか あるいは インターネットとかだと もう10万フォロワーがいるとかって あったりするんですが
この現実の ネットワークと 脳が処理できる150サイズとに ギャップが生じるというのは 結構 最近になってからですか ?
1:26:39 篠田
🌝と思うんですけども それがあるもんですから 例えば 同じ宗教を信じるとか 同じ考え 方を共有するとかっていう形で それを 外に広げてるわけですよね
ですから 顔で見て すぐわかる人は この(150人という)数でも
同じことを考える人は それは何十万人でも 別に構わない わけですから
そういう 能力を発達させてきて 社会に それをビルトインしてきたのが
まあ私たちの社会 だというふうに考えています
1:27:09 荻上
🌜それが「理解し合える」っていうことでもあると同時 に しかし こういう人に違いないだろうって 予測することなどによって 安心するために ある種のステレオタイプを利用するなど いろんな 群れならではのメリット・デメリットが 今でもあるんですか?
1:27:22 篠田
🌝おそらく それが うまいこと 処理できなくなって きていると
あるところで 衝突をしたりとか いうことが 起こり得る
逆に言うと またそれを信じることができるのが 人間の能力なんですが
1:27:35 荻上
🌛また こうした研究は遺伝子研究だけでは なく 今でもフィールドワークの研究でも 重要 なんですか?
1:27:43
🌝そうですね これ 最初に言い出したのは 先ほどの霊長類の研究者で
「私たちの脳の3分の1の連中は 50人で群れを作ってるよ」とか
そういうことを 見つけて この話を持ってきますので
そう いうところから裏打ちされてる理論 ということになりますね
1:28:02 荻上
🌜ただ 最新 最先端の技術 などに計算してもらうだけではなくて
各現場の実地調査というのが 今でも 必要なんですか?
1:28:08 篠田
🌝勿論 必要ですね
我々は 遺伝子を分析して 集団がどうできたって いうシナリオを書いてるだけですので
じゃあ どうできたっていう理由は、先ほど言ったように じゃあ なんで外に人が出てくんだろう といったようなことは もっと 別の学問のところで 研究しなきゃいけませんので
そう いうものが 一緒になって「我々って何なんだろう どうして 今 ここに
こういう形でいるんだろう」ということを 知ることができるんだろうと思います
1:28:33 荻上
🌜なるほど そうすると 今度は 地域研究や 文化研究 あるいは 言語の研究などなど 本当に いろんな研究と 学際的にコラボをしていくことによって 明らかにしていくんだという こともわかります
さて さらに 古代ゲノム研究からわかること そして 今に つながる 特に 日本に住んでる方々など含めて 日本人のルーツのたどり方 そのあたりも 後半で伺っていきたいと思います
※後半の文字起こしはこちらで読めます:
1:42:05 荻上
🌛はい では もっと知りたいという方は まずは 国立科学博物館に来てくださいと いう話ですが 今は何をされてるんですか?
1:42:18 篠田
🌝恐竜の特別展をやっておりまして 大変 世界にも 珍しい貴重な恐竜標本が来てます
それから 来週からはですね 日本の哺乳類学っていうのは どういうふう に発見したのかということをご覧に入れるような展示企画展も始まりますので ぜひそちらもご覧 になっていただければと
1:42:38 荻上
🌛どちらも楽しみー
最近 恐竜のね 唇あった説で すごい震撼をした ばかりですので その後もどうなるのかも 気になるところですが
1:42:43 南部広美(MC):https://www.tbsradio.jp/personality/nanbu-hiromi/
🌜そして 改めて 活字で ぜひね 情報をまた 接したいと思われた方 たくさん いらっしゃると思います
篠田謙一さんの著書『人類の起源―古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」』は 中公新書より税込1,056円で発売中となっており ます 本日はありがとうございました
またお待ちしており ます 今日のゲストは国立科学博物館館長の篠田謙一さんでした。
※今日の文字起こしのソースはこちらです:
配信日:2023年4月21日(金)
発信:TBSラジオ 「荻上チキ・Session」
テーマ:特集「我々人類はどこから来て、どのように世界に広がったのか?」
出演:
篠田謙一・国立科学博物館館長:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%A0%E7%94%B0%E8%AC%99%E4%B8%80
×荻上チキ(MC):https://twitter.com/torakare
×南部広美(MC):https://www.tbsradio.jp/personality/nanbu-hiromi/
※趣旨:
『我々人類=つまり、ホモ・サピエンスはおよそ20万年前に誕生し、アフリカから世界に広がって、各地で集団を形成していった。一方、ネアンデルタール人はホモ・サピエンスと最も近い人類だが、ホモ・サピエンスとは交わることなく滅亡した』
皆さんも聞いたことがあるかもしれない、21世紀初頭まで一般的だった、ホモ・サピエンスの起源に関する定説は、新たな研究法が編み出されたことで、一部、覆されました。その研究手法とは、大昔の人の骨の化石からDNAを解読し、遺伝情報を手掛かりに、より詳細に人類の足跡をたどるというものです。この「古代DNA研究」を確立する上で大きな役割を果たした、スバンテ・ペーボ博士が去年、ノーベル生理学・医学賞を授賞したことも話題となりました。最新の化石研究によって判明した、人類の起源に関する新たな説とは何か?いったい人類はどこから来たのか。日本における人類学の第一人者に伺います
※動画の視聴はこちらです: https://www.tbsradio.jp/articles/69036/
※関連動画のご紹介はこちらです:https://www.youtube.com/watch?v=x_6k9R057Yw&t=4648s
※関連書籍のご紹介はこちらです:
※去年、中公新書から発売された『人類の起源―古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」』は、新書大賞2023の第2位に選ばれたそうです:https://news.yahoo.co.jp/articles/53da68bf1df59be95e84373460b3070aeea65540
ネアンデルタール人は私たちと交配した / スヴァンテ・ペーボ/野中香方子/文藝春秋(2015/06発売)
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc4bb76ec1440666da2fa472d294e6ba03b1f886
※関連博物館のご紹介はこちらです:
https://www.kahaku.go.jp/
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