ダブルっち博物館

小6~高3まで両親の近距離別居型生活に巻き込まれたダブルっち君(1998年4月29日生まれ)も、晴れておかげさまで、フリーダム生活を満喫中です!f^_^;)笑

#門付芸「阿波(あわ)の木偶(でこ)箱廻し」 とは(※雑(実?)学No.245,第57週,2022/12/5(月)~,B.D.+102)

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2022/12/10(土)

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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録的なものなので、読み飛ばしを)。
昨日☐◇にメールして、退院は水曜日くらいと言ってました。今日は飲み会、明日はフリーです」(※☐◇:息子氏の名前)
夜は、菟田野のお義母さん(84)に、ラブレター書き(笑、同上で)。
おかあさん、コン🦊ばんは。夜分、失礼します🙇
おかげさまで、昨日の☐◇は、マックの写メに「恋しい、、、」の一文を付けて送ってくるほどの茶目っ気ぶり(というかオバカっぷり)でした🍔🤤でもま「何のこれしき、笑い飛ばしてやる❕」的精神は、尊いですよね?✨🤗(←親カバ)
それでは、今夜は『根っこばなし』より『年季奉公👨‍👩‍👧‍👦』第9回をお送りします😊
前回の『年季奉公👨‍👩‍👧‍👦』は
明治の昔、11才で年季奉公に出た捨吉(11)が、13才で奉公先を追われることになった経緯の発端は、地主のお坊ちゃんの朝鮮人の人々やムラの人々に対する歪んだ意識にありました
というお話でした👨‍🦳👶👩‍🦳
なお、『年季奉公👨‍👩‍👧‍👦』は、タイトルに魅かれて選ばせて貰った作品なので、物語が予期せぬ展開(?)になるかもしれないことを、あらかじめお詫び申し上げます(笑)🙇


『年季奉公』
👨‍👦👩‍👧👨‍👧👩‍👦
爺さまが 頭も もたげず、返事も せなんだらな。👨‍🦳👟
こんどは 捨吉さに ほこ先を むけて、🧒
なあ、そうじゃろが をくりかえし、おんなじように つついたと。👴👨

うつむいたまんまの 爺さまが、捨吉さの すそを つんと 引いたで、
取りあわん 顔を しとったらな。🧒
二人の ようすに たかぶって
「おいっ、みんな。この 捨吉は 犬っころじゃぞ。🐶
夜さに なると、犬と ひとつに なるそうじゃ」
と、聞いた うわさで ののしったがな。
ものが 言えたは、そこまだえじゃと。👴👨
捨吉さが 棒きれの 手もとへ とびついて、🧒
両手で 抱えて 思いっきり、
むきだしの 二の腕に かぶりついたと。💪🦷

(つづく)
奉公先の御主人の御坊ちゃまに、捨吉(13)は、雪駄直しの爺さまが止めるのも聞かずに、反撃して噛みついちゃいましたね🧒🦷

「退院」と言えば、息子氏はクリスマス&年越し前のタイミングで退院できることになって、ラッキーでした🎅🎍これ以後、ずっと解放されるだろうかとかぐるぐる考えたら罰が当たりますよねッ💪🦷まあお互い、「出たとこ勝負や❕」的精神でいきましょうねッ😉✨それでは、次回は明後日、12/12(月)になりますけれども、お楽しみに❓😆✨おやすみなさい😴💤✨」

With "Ryoryo"(ウイズリョーリョー)

きょうは、野暮用・ランへ行って、25,033歩(16.8㎞)走り歩きしました🏃🌞そのあとは、今日は人権週間のラスト・7日目(世界人権デー)なので、『阿波(あわ)木偶(でこ) 箱まわし保存会顧問、辻本一英(かずひで)さん』(前編)の文字起こしをしました💧↓↓

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放送:12月8日(木)、発信:【聴き逃し】ラジオ深夜便 - 某NHK、▽人権インタビュー 「消えかけた人形文化は私たちの誇り」、【出演】辻本一英・阿波(あわ)木偶(でこ) 箱まわし保存会 顧問【きき手】義村聡志・アナウンサー
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※部分起こし


辻本一英(かずひで)・阿波木偶(でこ) 箱まわし保存会 顧問NPO法人 ヒューマンネットとくしま理事長、 芝原生活文化研究所代表:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%BB%E6%9C%AC%E4%B8%80%E8%8B%B1

最近の わずか50年前の 高度経済成長期をさかいにね 日本は ガラッと変わって その中で 捨てられるものの一つに これらの芸能も 含まれていた で そんな中で 自然壊滅状態の危機に あったんだけれども 決定的に 最後 引き金を引いたのが 1972年の 二人の若者の 心中事件だったのだね 


いわゆる 結婚を反対されて 三番叟(さんばそう)まわし芸人の娘さんと 別な男性との 結婚がね 反対されて もう 二人で 頑張っても 無理だということで 二人が 心中してしまってね それが 決定的だった 


親たちは「もう わしの代で 終わりじゃ」と 言うて 人形を 神棚に仕舞い込んだんですよね 


やっぱりね 人形使いの人たちはね 江戸時代から 占いとか 祈祷とか いわゆる「キヨメ」と言われるんだけど 正月を迎えるには 一年間の 厄払いをしなくてはならないでしょ 清祓(せいばつ)というんですよ はらい・きよめる と書いてね 清祓 その「キヨメ」の力を持っている 人たちだったわけ ノウハウはね 


そのことによってね その人たちは 大晦日や 正月には なくてはならない人じゃない? 新しい年を迎える時にね でも 私たちの力を越えた 力を持っている 本物の人たちだからこそ 畏れ(おそれ)も 同居したんだよね 


その人たちは 人間の力を越えた パワーを持っている その娘(こ)とは 普段のお付き合いは別にして 結婚はありえない ねえ 誰がどいう考えても ありえない ってことで 若い二人は 固い気持ちを 持っててもね 「あ これは 無理だ」っつって 最後は 死を 選択していく 心中 ね していくわけだね 


それがね 手に取るように 分かんのよ 当事者には それで なぁ うん 悪かったなぁとか 痛かっただろう 苦しかっただろうと いう思いも 持ちながら なぁ 世の中に そのことを嫌う 差別していく そういったことを 一朝一夕で ひっくり返せない ということも 分かっているわけ なら 差別される原因となる この文化を 蓋していこう そう取ったことも あるよね


うん そこの 現実はある だから それは 畏れだよ 差別されたら かなわんという それが 一万人の中で わずか 一人であってもね 怖いんだよ 差別される人は 畏れるんだよ それによって 自分の 子や 孫が 酷い目に合うってことは 避けたいわけでしょ 


でもね 少なくても マイナスの レッテルを貼られたものが 嘘だったってことは やっぱり 知ってもらいたいよね それで その芸を迎えた人々の 生き方 信仰心というか 三番叟を迎える人たちの 生きざまが 町づくりに なくてはならん部分が おばあちゃんたちにも あるっていうことを 古臭いんじゃなくてね そういうことも 伝えて いきたいと 思うておるんやけどねえ   


誇るために ではなくて あるがままを 客観的にね お伝えしたい というか そのことは 結果として 芸当しているムラの若者たちに 胸張らせられる っていうことに なるんかな 結果としてね


様々やなぁ 様々です でもね 実際に セリフを 言うとね 本当に 幸せを運ぶ 主人公ってことが 分かるんだよ 「本日は おめでとうございます よかったねー」っちゅうて うん「この一年間 幸せに 暮らしていけるねー」って 幸を運ぶという 感覚をね 多分 練習の中で 子どもたちは 分かってて 演技するとき 舞台で緊張するだろうけど
「顔、顔」っつったら ニコニコ 福を運んでいく これは 小学校一年生から 大学生まで おるんだけどもね 


その辺はね 子どもたちには 受け入れ方 受け止め方は 子どもたちは 様々なんだろうけど この芸をやると 自分たちが また この芸能が 何を果たしていたのか ということが 自然と分かってくるんだよね 人々に 幸せを 運ぶ 福を 運ぶ っていうのがね その中で 

まぁ分からんがなぁ それは(笑) でもね 実演して ほら 高齢者が 観るでしょ そうすると その時になぁ 高齢者が こんな スッと行ったら 手を合わせてね「ありがとう」って その時にねぇ 高校生や 小学生 中学生 みな 実感するんちゃうかなぁ 幸せを 運んだ 人々の 生きざまの 素敵さをね 実演後 観客に相対して 手を合わせて「ありがとう」って 言ってくれる おばあちゃん・おじいちゃんに また 自分のお父さんやお母さんにねぇ その真髄を見てるかもしれない 僕が 教えなくても


やってる 子どもたち で それを お向えで見ている大人たち 両方ねぇ 共有してると思う 大事なこと してるって ほいで 子どもたちは わけ分かんなくても おじいちゃん おばあちゃんが あれだけ喜んで 涙流してくれてる で おじいちゃん おばあちゃんたちも 子どもたちがね ほんまに 阿波の文化には なくてはならん 大事なものを よう 受け継いでくれたなぁってな 両方が 見てくれてると 思うね   
  
そういう意味でも これが 子どもたちの 阿波木偶(でこ) 箱まわしの 伝承活動 そのものが 教材になっているというかな 


で 例えば 「三番叟まわし」や「えびすまわし」を取り巻く 社会的な通念としての 差別は 時代的に あったわけよね で その 差別される側の文化を 自分たちが やっているということは マイノリティの地域にすまない子が 違う子がね それを拝見するっていうことはね 凄くいい勉強になると思う 


だからねえ 親たちも 反対しない 「そんなのは 昔 差別される人が やったことなんだから」なんてね そういうのはね 乗り越えていく時間もいるけど でも 確実に 一歩ずつ 前進して行ってると 思うよ 


若い子に この作業 通じてね 一歩ずつ 差別のない社会の 主人公になっていく そういう子が 育っていってると 思います


まだね 一部の 攻撃的な人たちも いるわけ で その人らはね 圧倒的に 多数じゃないんよ 圧倒的多数はね 「あんなことしちゃいかんよ」っていう人が 多いと思う でも 少ないけども 差別される側は 怖いからね つらいからね しんどいからね それ やめろって 闘うけど でもねぇ 社会全体の趨勢 流れとしてはねぇ「差別はNOだ」って  差別はいいって言う人は 減ってきていると そう思いますねぇ  


やっぱりね お友達と 人権問題の話を 避けないことね で 屈託のない 意見交換を したらいいと思うよ だから 案外 そういう話題は 避けがちでしょ ね 避けたら 学べない で 喧嘩するんじゃなくて ちゃんと 自分の意見を お互いに 話したらねぇ 学びの場は 大きいと思うよ 


案外「大人だから その話は よしとけよ」とか言うてね 曖昧なままに 置く場合が あるでしょ? それは 勿体ないよね もっと オープンに 楽しくって言うたら 語弊があるけれど 屈託のない中でね お話し合いをしたら 面白いし 自分の実になる っていうか 自分が 学べることに 気づけると思うなぁ 


自分が知らないことを知る っていうのかな 自分の知らない人生も 大切だって 自分の人生も 大切だけどね そういうことを 分かってくると思うねぇ


部落差別に限らず ほんで 誰もが 差別しているからね ちゃんと 学ぶことかな 「そんな差別をしたらいかん 悪かった」って 自覚できる 見抜く 力かな 自分の行為をも 見抜ける力 


だから「これは あんたの意見だろう」「そういう立場の人だから そういう意見だ」じゃなくて 両方が「ほんまや 大事やな」って思える教材 それがたくさん この社会の中で 出てくると 差別が いかに愚かなことか が それは自然とね 自覚できますよね で そっから 派生して 色んなものが一杯 あるんで 世の中には それはねぇ 「賢者は歴史に学ぶ」って 言うけど 歴史や文化の中でね あれやね 一杯 お土産がついてくると思うよ 副産物 マイナスじゃなくて プラスの副産物かな。  

阿波のでこまわし / 辻本 一英【著】解放出版社(2008/06発売)


例えば 夏休み 仲のよかった友だちに会いたい その一心で 3キロも4キロも離れたところへ 大人の大きな 重い自転車借りてね 訪ねていくわけ 「誰々ちゃ~ん 遊ぼ~」とか 言うたわけねぇ でも しーんと してるわけ で 「仕方ないなぁ せっかくここまで来たのに 帰ろかな」って 帰りかけたらね 


おばあちゃんが 母屋から出てきて 「僕は 誰?」って言うわけ 「辻本です」って言うて 「どこの子?」「何地区です」「あこに 大きな 八幡さんがあるよね 八幡さんの 東側か 西側か?」って 聞くんですよ 僕は 有り体にね 「こっち側です」って 言ったの 


ほしたら おばあちゃんはねぇ「僕な もう遅いから 帰りなさい」っちゅうの 夏休みの午後二時過ぎよ 七時過ぎまで 明るいのにね もう ほいでねぇ それから 帰りに「これから こっちは危ないから 来たらアカンよ」っちゅうわけです 
  
で それは 大人になって 分かるんだけど 僕が お宮さんの こっち側だって 言ったことによってね 僕が 被差別部落の子どもだって 分かるわけ で 自分の大切な孫の 友だちとして ふさわしいかどうか その時に おばあちゃんは NO の答えを 出したんだな


僕は そのことを 全然 分からんじゃん 社会に 差別があるってことを それで 半泣きの状態でねぇ 自転車を 3キロも 押して帰ったのよ ほいで 家に着いたら ホッとするじゃない ホッとしたら 涙出てきてね お母さんが 台所でね 夕餉の準備 していたと思うんだけど 僕はねぇ 差別と思わずに そのおばあちゃんと 僕のお母さんが 喧嘩をしているんじゃないかと思ったのよ で 「お母ちゃん 誰々ちゃんのおばあちゃんと 喧嘩しとんかーーー」なんてねぇ 泣いてしもうた 


そん時にねぇ 台所で そう 包丁持って 料理している母親の手が プッて 止まるんだよ そん時ねぇ 僕 覚えているんだ なんでかって言ったら 振り向いてねぇ 本当に凄い勢いで「もうそんなこと 知らんでもええー」って 大きな声で 僕 怒鳴られたんだねぇ
で それで僕 びっくりして 八幡さんまで 逃げて走ったんだけど 尋常じゃない 怒り方だったわけ 


それはねぇ 今 考えてみるとね 被差別地域の中でね 子どもを産んだ母親が 一番ショックを受けた瞬間 なんだよ 大事な大事な やっと出来た 子どもがね 出来れば 差別なんか受けずに 一生過ごしてほしいと 願っているわけ  「もうそんなこと 知らんでもええー」っていうのは そんな 差別と 出会わんといて欲しかった っていう声だったと 今だったら 理解できるんだよ

いわゆる 一年の繁栄を約束する 神々がやってくる それは 阿波から やってくる 箱の中に入った 三番叟 えべっさん の4体で 私たちに 幸せ 五穀豊穣 無病息災 家内安全 おまけに 商売繁盛まで 約束して 帰ってくれるんだって こういう風なね 福 運んでくれるんだっていうね そういうとらえ方に 感動するよ こちらも ねぇ 調査してたらね。 
※『阿波(あわ)木偶(でこ) 箱まわし保存会顧問、辻本一英(かずひで)さん』(後編)はこちらです:

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※今日の文字起こしのソースはこちらです:

放送:12月8日(木)午前4:05放送
発信:【聴き逃し】ラジオ深夜便 - 某NHKプレーヤー : 某NHKラジオ らじる★らじる
▽人権インタビュー 「消えかけた人形文化は私たちの誇り」

【出演】辻本一英(かずひで)・阿波木偶(でこ) 箱まわし保存会 顧問、NPO法人 ヒューマンネットとくしま理事長、 芝原生活文化研究所代表:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%BB%E6%9C%AC%E4%B8%80%E8%8B%B1
【きき手】義村聡志・ 某NHKアナウンサー(徳島放送局):https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A9%E6%9D%91%E8%81%A1%E5%BF%97
【アンカー】芳野潔・某 NHKアナウンサー
※動画の視聴はこちらです(徳島の阿波木偶箱まわし保存会顧問、辻本一英さんのインタビューは12/15(木)午前5時まで視聴できます):https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=0324_03_3826929
阿波木偶文化資料館「人形のムラ」のHPはこちらです:https://www.awanavi.jp/spot/39238.html
阿波木偶箱まわし保存会のHPはこちらです:http://wwwa.pikara.ne.jp/ebisu/index.html

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※ラジオ深夜便 人権インタビュー(2022)の目録です:
■12/6(火)「虐待の後遺症から踏み出す“半歩”」【アンカー】松井治伸,【ゲスト】虐待経験者自助グループ代表…りゅうふみえ,【きき手】竹野大輝 https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=0324_01_3826471 ※2022年12月12日(火) 午前5:00配信終了
■12/7(水)「家族で向き合う若年性認知症」,【出演】若年性アルツハイマー型認知症患者・高齢者介護施設経営 山中しのぶ,【きき手】高知局 伊田晃都アナウンサーhttps://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=0324_02_3826701 ※2022年12月14日(水) 午前5:00配信終了
■12/8(木)「消えかけた人形文化は私たちの誇り」【アンカー】芳野潔,【出演】阿波木偶箱まわし保存会 顧問…辻本一英,【きき手】義村聡志 https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=0324_03_3826929
■12/9(金) 「人生は“神”のもの? だれのもの?」 【アンカー】村上里和,【出演】漫画家…菊池真理子,【きき手】佐々木芳史https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=0324_04_3827159  ※2022年12月16日(金) 午前5:00配信終了
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