2019年人権週間に寄せて
ニーノ•ロータ《ロミオとジュリエット》より“A Time For Us”, Bárbara Padilla
さて・・・人権週間企画の再開であります。
でもって、第二次世界大戦の話から始まります。
マァ、74年前の昔の話をするのに文字ばっか持ち出してくると、平成生まれや未来の令和生まれの人には悪いので、画像もひっぱり出して来るとすると、こっちには一年前の人権週間講演の紙の資料で、「二枚の写真と三行の証言」というのがあるのですね。
ところで、高校で世界史を選択なさった方なら誰でもお分りでありましょうが、授業では第二次世界大戦まで進まないというのが、当り前のこととして存在していた。
つまり・・・昭和三九年生まれで高校でうっかり世界史を取っちゃったォバおじサンも、第二次世界大戦が分かんないから、そう簡単に伝えられる訳ないのだァ。まァ、そんでもやるけど。
ともかく、、、平成生まれや未来の令和生まれの人は、資料「二枚の写真と三行の証言」をよーく見て、読んで、考えて。
そうすりゃ・・・あなたの心の中にきっと、第二次世界大戦のコトが、ジワーッと広がって来る筈だから。
(一)二枚の写真
(二)三行の証言
(一)の画像の説明です。
オーストリアのマウトハウゼン強制収容所に、
生きておられた時と、骨の標本にされてしまった時の写真を、二枚を並べて、
展示されている方がおられます。
この方は、オランダで学校の先生をしておられた。
ところが、身体障がい者は役に立たないと殺されてしまった。
ナチスはユダヤ人だけでなく、
障がい者をはじめ、スィンティ・ロマ、LGBT も虐殺したことを、
この二枚の写真は語っているんですね。
〇ここで、《世界人権宣言はなぜ採択されたのか》について、ご説明します。
世界人権宣言が採択された一つ目の理由は
①多くの人が亡くなったから (五〇〇〇~六〇〇〇万人の方が亡くなる。日本は三五〇万人)、戦争になれば、人権が飛んでしまうから、ですが
二つ目の理由は、
②虐殺があったからでした。
(一)の二枚の写真は、そのことも語っています。
①だけでは、平和宣言になってしまいます。
(二)の画像の説明です。
近藤 一さんの証言は、
日本・中国・韓国の研究者・教育関係者・市民が作った高校生対象の教科書
「未来をひらく歴史 : 東アジア3国の近現代史 」に載っています。
「平和」という言葉を100回繰り返しても、戦争はなくならないんですね。
戦争、そこには差別、人権をないがしろにするものがありました。
だから、戦争をなくす平和教育とは人権教育のことなんですよ、
ということが、この三行の中に書いてあるんですね。
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最後に、 ボツにした画像です。
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追記)あわせて観ておきたい映画のご紹介です。
ご覧いただきどうもありがとうございました