ダブルっち博物館

小6~高3まで両親の近距離別居型生活に巻き込まれたダブルっち君(1998年4月29日生まれ)も、晴れておかげさまで、フリーダム生活を満喫中です!f^_^;)笑

牛あつめ。で一席🐄




堺市東区名物「リュックで背負われるヤギ」と お向かい、北区の世界遺産、ニサンザイ古墳です。


ヤギ様は、この日はゆっくりご自宅の庭を回遊中でした。チリンチリン♪🔔

(2021年3月15日撮影)




 此度は おせわしい中 御足労頂き ありがとうございました


弥生三月は “気楽に、楽しく、まじめに、牛あつめ” のお題で 一席設けさせて頂きたいと思います


何のこしらえの準備もなく もてなしも至りませんけれども 

どうぞごゆるりと おくつろぎ下さい


画像は ムラゴンブログの皆様などから 多数 お借り致しました

誠に ありがとうございました


それでは 『卒業 / 斉藤由貴』の歌詞に乗せまして 

さっそく はじめさせて頂きます







「卒業」

歌:斉藤由貴 作詞:松本隆 作曲:筒美京平





制服の胸のボタンを 

https://www.cropozaki.com/blog/archives/2464
「バスケットボタン」
(牛の革で作られている)


下級生たちにねだられ

https://hariblo.muragon.com/entry/696.html
「たつの市の皮革で作ったランドセル」
(黒毛和牛の皮を職人さんが剥いで作られている)




頭かきながら逃げるのね 

https://kuhsan0703.muragon.com/entry/93.html

「相葉雅紀さんのジーンズベルト」

(イタリア牛の皮を職人さんが剥いで作られている)




ほんとは嬉しいくせして

https://latte-art.muragon.com/entry/112.html
「チャーチの靴」
(靴づくりの工程は、切った牛の革を薄くしたり、折り込んだりして細工したものを接着剤ではる作業、それを糸で縫い合わせる作業を繰り返し、釘で仮留めし、かかとを釘で打ち、色をつけたり磨いたりし、最後に、靴の木型から靴を抜いて作られている




人気ない午後の教室で 

https://kentyan.muragon.com/entry/232.html

「硬式の野球ボール」

(白球は、1960年中頃までは 姫路市市川の牛の 白なめしの革で作られた。

今は アメリカとのプロ野球協定ですべて ホルマリンなめし革になった。

女性作業者の仕事歌 ♪今夜この革もめんときたら 飯もくおまい 寝もしょまい♪)

「グラブ」

(グローブ一個は、牛一頭の約半分の皮で作られる)




机にイニシャル彫るあなた

https://az-soccer-academy.muragon.com/entry/35.html
「サッカーボール」
(昔は牛の革で作られていた。皮は雨が降ると水を吸い重くなるので、1986年のメキシコ大会から、ポリウレタンなどの人工皮革製に変わっていった。また1998年のワールドカップフランス大会から、児童の労働によって生産された手縫いのサッカーボールは使用しないと決定された)



やめて 想い出を刻むのは 

https://ameblo.jp/kasugakanpou/entry-11447521527.html

「牛黄(ゴオウ)」

(午黄は牛の胆石で 牛にはつらい病だが

人間の心臓病によく効いて 1016年の『左経記』に

牛黄が出たと記録あり 上杉聡特任教授が

屠場で働いていた時に 何万頭かに一頭の

その胆嚢に出くわして 一個三~五万円とか 

皆大喜びしたそうです)




心だけにしてとつぶやいた

http://6daimeyaichiblog.blogspot.com/2013/01/blog-post_906.html

「和太鼓」


(和太鼓の膜は、牛の皮、赤毛のの和牛の皮がいいと言われている(職人さんによって違う)。職人さんの手はとても綺麗で、足の踵もツルツルしている。手の甲は鍛えられて血管が浮き出ており、掌は凄く柔らかい。掌は、指先で色んなものを感じ取るセンサー役をつとめ、年中ハンドクリームを塗っておられるから。舐めて革のコンディションを確かめる作業もあるため、前の晩は味の濃いものを食べなかったり、早く寝たりをされて作られている)






離れても電話するよと

http://hanamokkoblog.blogspot.com/2008/10/1_16.html

(にかわ、日本画で絵具を画面にくっつける 接着剤)」
(牛の皮の表皮層や皮下層を加工して作られる)





小指差し出して言うけど

https://komotaka.muragon.com/entry/213.html

「シンクロナイズドスイミングの選手の髪を固める 整髪剤
(牛の皮の真皮層から取られたゼラチンで作られている)




守れそうにない約束は 

https://kichitarou.muragon.com/entry/178.html
「牛乳」
(酪農家の雌牛のミルク)




しない方がいい ごめんね

https://nande.muragon.com/entry/73.html

「石鹸」

(牛の内臓のあぶら)




セーラーの薄いスカーフで 

https://kichitarou.muragon.com/entry/177.html

「畑の肥やし」

(牛の … …。)


※「人間の … … 笑み返し。」のGIF画像はこちらです(ブログに上手く貼れませんでした)→→





止まった時間を結びたい

https://tomzap.muragon.com/entry/69.html

レバー」

(牛の肝臓)




だけど東京で変ってく 

https://kazdiy.muragon.com/entry/63.html
ハツの七輪炙り焼き」
(牛の心臓)



あなたの未来は縛れない

https://nan-no-tameni.muragon.com/entry/37.html

「フクの焼肉」
(牛の肺)





ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう 


 

「ドナドナ」






でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの 


「腸管出血性大腸菌O157等による食中毒|厚生労働省」


(屠場では「O-157対策」として
・食道と肛門の切り口を結んで 胃腸の中の雑菌が肉に付かないようにしている。
・枝肉に高温の蒸気を当てている。
・器具は一頭切る毎に83℃の熱湯で消毒している)



「口蹄疫について知りたい方へ|農林水産省」

※「口蹄疫と狂牛病のちがい | 獣医専門予備校





席順が変わり 

https://randonneuse.muragon.com/entry/1263.html

「サガリステーキ」

(牛の横隔膜から垂れ下がった部分)




あなたの隣の娘にさえ 

http://www.nikubiru.com/shop-cat05/1377/

「コリコリ」

(牛の大動脈)




妬いたわ

https://gurumebutyou.muragon.com/entry/1447.html
こてっちゃん」
(ヒモ、牛の小腸)




いたずらに髪をひっぱられ 

https://gurumebutyou.muragon.com/entry/1775.html

「シマチョウの塩焼き」

(牛の大腸)




怒ってる裏ではしゃいだ

https://kiiropiipii.muragon.com/entry/211.html
「マルチョウの牛皿」
(牛の小腸)



駅までの遠い道のりを 

https://amiroido.muragon.com/entry/1016.html

「コブクロの唐揚げ」

(牛の子宮)





はじめて黙って歩いたね

https://gurumebutyou.muragon.com/entry/2899.html

「ミノの湯引き」

(サンドミノ、牛の第1胃)




反対のホームに立つ二人 

https://cookpad.com/recipe/6564242

「ハチノスの麻辣和え」

(牛の第2胃)




時の電車がいま引き裂いた

https://ameblo.jp/issyoubin/entry-12620223487.html

「ヤンの味噌炭火焼き」

(牛の第2と第3胃のあいだ)








ああ 卒業しても友だちね 

https://spzsmn3373.muragon.com/entry/391.html

「センマイの和え物」

(牛の第3胃)




それは嘘では無いけれど

http://osanpo.muragon.com/entry/36.html

「赤センマイのもつ鍋」

(牛の第4胃)




でも 過ぎる季節に流されて 

https://tabeneco.muragon.com/entry/89.html

「ハラミ定食」
(牛の横隔膜)




逢えないことも知っている

https://tabeneco.muragon.com/entry/4.html

「牛骨ラーメンセット」

(牛の骨)







ああ 卒業式で泣かないと


「BSE(狂牛病、牛海綿状脳症) 国内対策について|厚生労働省」


・2001年9月にBSE発生。その後、食の安全の為にルールが変更されて、屠場では2009年9月から、

ピッシング(牛の額にエアをあてて撃ちそこから細長い管を脊髄に通して神経を切るやり方)廃止が法令化されている。


今は 法令に基づいて、電気を当てて失神させて血を抜く方法を取っているが、このやり方は、牛は気絶しているだけなので、暴れ出した時など、職人さんだけでなく、見学に訪れた人にも、身の危険がある。


・牛の舌と頬肉以外の 頭部・脊髄・回腸遠位部・脊柱は、全部焼却している。

・“牛は鳴き声以外は捨てる所がない”と言われてきたが、今はBSEのため、血液も利用されていない。


・2013年5月に 国際獣疫事務局総会で、日本は「無視できるBSEリスク」の国に認定された。




冷たい人と言われそう

「畜産物中の放射性物質の検査結果について|農林水産省」



「畜産物の生産現場では、どのような取組がされていますか|環境省」




でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの


「ドナドナ」ダビデの星




ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう


「ドナドナ」

(私は、「ドナドナ」は小6の音楽の授業で習いました。

“牛の涙”は、私も見たことがあります。牛は哺乳類で、目も潤んだような赤い色をしています。興奮状態になったら、体温調節が苦手で目が潤み、それを涙に見立てる人が多いそうです。

現場が変わると眠れない牛がいます。体調が悪いとお肉の状態が変わります。だから一晩置いておかれます。
“擬人化して、牛は涙を流しているから大切に食べましょうと言われることは、説得力がないとは言えないけれども、それを可哀そうだと感じられないピュアでない大人になった方の場合は、偏見に戻ってしまうんじゃないか”と危惧される方がおられます。

“そういう方法ではなく、なぜそういう作業をしているのか、どういう作業をしているのかを 深く知ることによって、それぞれ偏見を無くしていく方法の方が、ずっと後の人たちに引き継がれるんじゃないか”と、考えておられる方がおられます。

牛という動物はげっぷを、もの凄くします。
胃袋が4つあり、胃液を出すために、藁をもの凄く食べて仕込むからです。
それから、牛はため息もつきますし、立小便もするそうです。「オッチャン」です。寧ろ、そっちの方に、人間に近いものを非常に感じるという方もおられます。私自身、“牛の涙”だけで、差別や偏見の問題が解決するとは思えなくて…


 


でももっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの  


 

https://mokke1989.muragon.com/entry/44.html
「乳牛のの一生について」
(酪農家に生まれてきた雄牛を飼育された若い牧場主さんのまなざし…)






<完>




いやもう 御愛想のないことでございました

夜も更けて参りましたさかい 足元に気をつけてお帰りくださいませ







※参考にさせて頂いた講演:“絵本作家・中川洋典さんによる「僕は絵本の中で初めて出会った~絵本の取材で見た食肉業と差別~」(2021年2月19日、豊中市ひゅうまんプラザ実行委員会)



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