常識はひっくり返る
きょうは・・・・・・・
(「フォーラム堺学第9集」高田武/2003より)
「鯉幟というのは追い風に乗って泳ぐものではない。逆風の風を口に受けて腹にためて、それをエネルギーに変えて浮力で上がるのだ。今の時代を生きる人々にとって、鯉幟に何か勇気づけられたり、教えられたりすることがあるのではないか」
※「高儀」の高田武史さんは、昨今の住宅事情から考案されたという手書きの「鯉幟掛け軸」「鯉幟セラミック置き物」「ミニチュア鯉幟」等の限定販売・実演販売や、府の伝統工芸作品展への出品(入賞)も手掛けておられます。「堺にこんなおもしろい職人がいるのだということを覚えていただけたら」
今日の拾い読みは・・・・・・・
よく経験することですが、朝起きた時、清々しい気分のこともあれば、何だか気分が晴れず、仕事をしようとしても、体がなかなかついてこないように感じる事もあります。
そして、この寝起きの快・不快はしばしば、睡眠のよしあしに関わっていると解釈されます。
寝起きがよくない。その時、睡眠時間がいつもより短ければ、十分な時間眠らなかったせいだ、ということになる。
また、時間的には八時間眠っている場合には、時間は充分だが、眠りが浅かったせいだ、ということになります。
ともかく、眠りに欠陥があった、ということになるのです。
しかし、最近の研究によれば、この寝起きは、さほど眠りの長さにも、質にも、関わりないことがわかったのです。
昼寝や仮眠の場合、さほど長く眠りませんが、寝起きの快・不快は朝と同じように認められることからも、想像できたことではありますが、
はっきりと知られるようになったのは、脳波を使って眠りが研究されるようになってからです。
脳波を使って眠りを調べてみると、
脳波的に異なった眠り(短い軽眠期、中程度睡眠期、熟眠期、眠りは深いが脳波的には目が覚めている状態に近いREM睡眠期)が、
一単位が約二時間で、(八時間眠るすれば)だいたい4回、繰り返されているということなのです。
そして、実験が繰り返された結果、どうやらREM睡眠期の終わりごろに起こされたものが、
目覚めが快適だという場合が多いことがわかったのです。
熟眠期に起こされた場合、体が重いなどの不快感を訴えることが多いといいます。
これまで寝起きのよしあしを、夜の睡眠全体の過不足のせいにしてきたことは、
どうやらまちがった思い込みであったことがわかります。
眠りは今日の結果としてむこうからやってくる
♪※☆★※☆♪Have a sweet dream♪※☆★※☆♪