原発事故で国の責任認定 前橋地裁「津波は予見できた」

福島第1原子力発電所事故後に福島県から避難した住民らが国と東京電力に損害賠償を求めた集団訴訟の判決で、前橋地裁(原道子裁判長)は17日、「津波の到来を予見でき、事故を防ぐことができた」としてそれぞれの賠償責任を認めた。原発事故で国の賠償責任を認めた判決は初。東電に適切な安全対策を取らせなかった点を違法とした。原発事故の集団訴訟は18都道府県で約1万2千人が争っている。判決は前橋地裁が初めて。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17HFV_X10C17A3MM8000/